内容紹介
ヤクザ・烏丸の娘、千世のボディーガード兼世話係を続ける仇野。元刑事で勃たねぇからと依頼されたクソみてえな仕事…。烏丸に抱かれ続ける千世のことが、いつしか愛しくなって…。なのに俺には、この状態をどうすることもできない――。千世が俺の誕生日を祝ってくれるって? 水族館でデートして、浜辺でプレゼントをもらって――。私、お母さんのことも覚えてないし、誰もいないから…。人の誕生日祝いをしたの、初めて。好きな人のことを考えるって、幸せなんだね…。俺だって、うれしけりゃ笑うよ――。この世の地獄に生きる2人の愛は深まるほどに切なく…。
レビュー1
5/52018/08/27 匿名希望
相変わらず一般的な女子高生でない千世ちゃんの言動に、尚一層、良い意味で仇野さんが振り回されてる回でした。 特にラスト近くで千世ちゃんが仇野さんへ胸中を話すシーンは、ほんのささやかなことでこれ程幸福感を味わえる真っ直ぐで清らかな美しい心持ちの女子高生の千世ちゃんの言葉に、大人の一人として胸が押しつぶされそうでした。仇野さんの深い愛と優しさがそんな千世ちゃんを救ってます。二人の明るい未来を信じてます