内容紹介
嵐の夜、山道に迷た男は廃屋で一夜を明かす。しかし、廃屋と思われたその家には老婆が一人で住んでいた。さらにその家は「よくぞこれだけ!」と思われるほどのゴミに溢れたゴミ屋敷であった。行き場のない男と、どこへも行けない老婆。ワケアリの二人の孤独な魂が共鳴し……。前作「よろこびのうた」では実際にあった事件を題材に日本の問題をあぶりだしたウチヤマユージが、今作でもまた人の心の暗部を優しく掬う。
レビュー5
5/52024/09/26 *<*
ここのレビューを読んでどうしても読みたくなり購入しました。 読まれないのはもったいない、という気持ちに共感しました。心の本棚にしまっておきたくなる本です。
5/52024/08/11 にくかい
自分の理想には到底届かなかった最期、向き合いたくない過去の後悔、それ故の温かい今の幸せ。本当に読めて良かったです。沢山の人に読んで欲しいです。