内容紹介
家族がゾンビになってしまったら――…? 楽しそうな人々が集まるショッピングモールに現れたマスク姿の美しい男…。アイスコーヒーの試飲提供をする女店員が男にコーヒーをぶちまけてしまい、慌ててふきんでぬぐうと茶色いコーヒーのはずが、ついた色は真っ赤で……? 店員が疑問に思っていると男がマスクを外し、女の首元を噛んだ。それが幸せな日常を壊す惨劇の合図だった…―――。人々がゾンビになってしまう原因不明の新型ウィルスが突如として現れた日本。和可菜の弟・康太もこの新型ウィルスに冒されゾンビ化してしまっていた―――。錯乱する康太を抑えながら、絶対に大切な家族を治そうと決心する和可菜。和可菜は「あの男」なら何か知っていると確信していた……。「あの男」とは何なのか!? 新感覚ゾンビホラーサスペンス開幕―――。
レビュー1
5/52019/05/06 カイザーマン2号
これまでの中で一番衝撃的かつ引き込まれる回だった。 潮見は環境さえ違えばとてもいい家庭を築ける人になっただろうに、本当に可哀想。だが、そこもまた彼の魅力なんだと思う。潮見を好きになるし、つい共感(?)してしまう。 潮見をあんな風にした元凶となる人物のえげつなさもとても良い。 なぜかこの回を読み終わる時には潮見ってそんな悪いことしてなくない?と感じてしまうのが不思議だ。