内容紹介
俺はトガシ。生まれつき足が速かった。だから、100m走は全国1位だった。「友達」も「居場所」も、“それ”で手に入れた。しかし小6の秋、初めて敗北の恐怖を知った。そして同時に味わった。本気の高揚と昂奮を──。100mの全力疾走。時間にすれば十数秒。だがそこには、人生全てを懸けるだけの“熱”があった。 100m走全国1位の少年トガシは、“足の速さ”で“友”と“居場所”を手にしてきた。しかし、それは同時に“敗北への恐怖”を増していった。そして高校に入学し、トガシはある言葉を聞く。“仲間がいれば、敗北も怖くない”。その時、グラウンドの片隅では、一人の少女が黙々と“走り”を磨いていた──。
レビュー5
5/52022/09/30 はんぺん
熱いポイント多すぎるが、、、一言言いたい。 先生ぃ!!!あんた!さいこーだ!
5/52022/09/01 小豆洗い
先生まで変えちゃったw早足なのに物語のブレはない、まさに陸上のような物語。いいね!トガシの提示したハンディもなかなかおもしろい。200メートルは完全に加速ができて走り抜けられるからね。そして相手には8人用意させる、バトン渡すとき素人だと減速間違いなし、なおかつ8人いたらレベルは下がっていくからね。ハンデのようでハンデじゃない絶妙な加減!