内容紹介
生まれつき顔に太田母斑(おおたぼはん)と呼ばれる青いアザを持つ女子高生・青山瑠璃子。アザのことを気にしすぎないよう、周りにも気を使われないよう生きてきた。新たな担任教師の神田と出会った瑠璃子はある日、神田の手帳を目にしてしまう。クラスメイトの特徴がびっしりと書き込まれているのに、自分だけ空欄なことに気づいた瑠璃子は神田を問い詰めに行く。しかし、神田は“相貌失認(そうぼうしつにん)”という人の顔を判別できない症状を患っており――。
レビュー20
5/52023/06/13 kit
私すごくこの作品が好きなんですけどどうしても母親の厚化粧のくだりだけ受け止められないんですよね… 確かに我が子は可愛いだろうけどコンプレックスにならないよう育てたところで実際これだけの大きさがあったら思春期の子が気にならないはずがないと思うんですいくら明るくても。 隠したくて厚化粧してみたら母親にあんな言い方されるってまじで心の底から悲しくなる気がするしやるせない気持ちになるよな…って見ちゃう…
5/52022/09/13 がんばる
初めてこの表紙を見たときからずっと絵が綺麗だとおもっていたけど、手を出せずにいた。けど、初めてこれを読んで笑顔の裏にある主人公の気持ちが痛いほど伝わってきて切なくなった。他の大多数と異なることで、気を遣われることも、言葉で傷つけられることも嫌だとわかっていた気になって実は自分も見た目で判断してしまっていることに気づけました。これを読んで今まで見えてなかった多くを知れました。ありがとうございます。