愛人 ラマン

愛人 ラマン

更新ステータス
マンガ
作者
高浜寛 マルグリット・デュラス
掲載誌
トーチ
出版社
リイド社
5 (3)

内容紹介

フランス文学の不朽の名作を世界で初めて漫画化!! 物語が始まった時、私は十五歳半だった―― 1929年、フランス領インドシナ。現地のフランス人女学校に通う貧しい少女は、ある日メコン川のボート乗り場で華僑の青年と出会う。少女は金と快楽のためと割り切って関係を持つが…… 世界を虜にする叙情と官能の作家・高浜寛がフランス文学の“あの名作”を世界で初めて漫画化!! (オールカラー作品)★第21回文化庁メディア芸術祭「優秀賞」受賞第一作 ★「アングレーム国際漫画祭2020」公式招待


レビュー3

5/52024/10/05 だっひー

私は18歳で年老いた… 欧米の少女は早熟だけれども衰退も早いと言う事でしょうか この作品が世に出た時、かなりセンセーショナルだったと言う事です ノーベル賞受賞してもおかしくない作家の若い時の美貌の写真の表紙とその体験を世に出したのですから 映画の戦前のインドシナのシノワズリーな雰囲気がたまらなかった 2人が愛し合う小部屋もエキゾチック デュラスの晩年も38歳年下の青年と同棲してこれも衝撃的ですよね

5/52024/02/12 Jr.

ラマンとは、愛人という意味。 阿片戦争の影響を受け植民地化されてゆく東南アジア。阿片中毒と時代の波に呑み込まれながらも、それぞれの運命の流れに身を任せ大人になってゆく華僑とフランス人の少女の恋の話です。当時私は10代前半でしたが観て良かったと思います。 阿片や性的な描写があるため、現在では映画自体の検索が難しくなっていますが、こちらで漫画化されているのを知り嬉しく思います。


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