内容紹介
どこにでもあるような街の、どこにでもあるような学校。どこにでもいるような母親と、どこにでもいるような先生。どこにでもあるようなありふれた関係、のはずだった。悪夢の“家庭訪問”までは――。平成17年10月11日、沢渡夫妻の主張「教諭によるいじめ」はすべて夫妻の“でっちあげ”であると証言した、教諭・杉谷誠とM市教育委員会に対して、損害賠償を求める訴えを起こした。教諭による“いじめ”および自殺強要が理由である。しかし、第1回口頭弁論において、全て夫妻の“でっちあげ”である、という杉谷の証言に始まり、予想をはるかに超える全容が明かされる。時はさかのぼり平成17年5月12日夜分、沢渡家を訪問した杉谷は、美月の不思議な気迫に呑まれ、帰宅を切り出せず――。
レビュー8
5/52022/04/12 nico
とんでもねー話! 終始腹が立った! でも続きが気になる!
5/52022/01/15 未設定
情報をSNSから拾い上げてるようなマスメディアは冤罪をつくる可能性と、社会への影響力を認識して、責任ある報道をして欲しい。 組織は学校に限らず閉ざされているものだから、きちんとした下調べが必要だと思う。 日本人は集団の利益や体裁を優先して、罪を認めるという事を割と簡単に考えすぎてるが、現代は色々な文化やルーツ信条を持つ人がいるから、主観と客観を擦り合わせるまで認めちゃだめだと感じた。