内容紹介
愛する者を喪ったリチャードをさらなる悲しみが襲う。それでも己のすべてを懸けて剣を握り、リッチモンドとの決戦のために立ち上がるリチャード。ついにボズワースの戦いの幕が上がる……!! 薔薇の時代に生きた「リチャード」の物語、ここに完結!!
レビュー61
5/52025/01/30 あまとう
多様な人々の感情や思惑が交錯する重い題材の作品ですが、最初から最後まで美しく筋が通っていて納得の結末です。 美麗なイラストに惹かれて読み始めましたが、登場人物の心理描写が大変丁寧で、各々の行動や選択に違和感なく読み終えることができました。 素晴らしい作品を読ませていただきました。
5/52025/01/26 まりめっ子
タイトルからしてもハピエンはないだろうと思っていたし、神はリチャードに試練与えすぎだと苦しくもなるけど、読後感は決して胸糞悪くなるものではなくて…素晴らしい物語でした。 リチャードが自分を認め愛することができて、王としての役目も果たして… ケイツビーは生まれた頃から最後までずっとそばにいてくれた。振り返るとたくさんの人から愛されたリチャード。