内容紹介
誰もが慕う心優しい優等生の萩原涼子と、貧乏で汚らしい見た目のせいでいじめられる山田やすえ。裕福な家庭に恵まれた涼子は、なんとかしてやすえに手を差し伸べようとする反面、自分の中に黒い感情が生まれるのを感じていた。どんな少女も、人の世の哀しさを知らない子どものままではいられない──。
レビュー5
5/52025/02/04 未設定
松谷くんは親が民生委員で色々習っていたから適切な対応が出来たんだな どんどん豊かになっていく高度経済成長の時代にも 取り残されてしまった人が僅かに居たんだね。 今は貧困層が増えすぎて、これはこれで悲惨だけど…
5/52023/11/25 おすみ
涼子が絵を破ったのはもちろんいけない事だけど…こんなドロドロした感情も人間の本質だと思うよ。 小学6年生の子がこんなに毎日悩んで泣いてまで相手の事を考えて…ただのうわべの同情心や興味本位なんかだけで接していたんじゃないと思う。 こういう状況の時って自分は恵まれている裕福な人って悩んでしまうよね、何をしても自分が偽善者にしか思えなくて。 涼子は頭が良いから、きっと人のために動ける大人になるよ。