内容紹介
並木雄二・36歳。かつてプロ野球選手として活躍していた過去がある。決め球のシュートの多投により肘を故障し、引退。現在はサラリーマンとして日々を過ごしていた。現役時代とは収入が減りはしたが、親子4人で不自由のない平和な毎日を送っていたはずだったのだが……。なぜか、毎夜のように現役投手としてマウンドに立ち、打たれるという夢を見る。そんなある日、現役時代にバッテリーを組んでいた益山と出会い、思い出話をするうちに並木の中で何かが芽生え始めだした……。男の夢やロマン、厳しい現実などを描いた柳沢きみおの傑作がここに登場!!
レビュー1
5/52021/07/15 sos
いやー全巻読み終わった。男の哀感を描くのが本当にうまいし、なんでもないところから物語を作るのが妙にうまい。つい話に引きこまれる。正直只野には興味が湧かないけど、きみおは名作がほかにいくらもある。これなんかは個人的には最高だ。