内容紹介
欲望と嫉妬が、災いを招く呪いになる――。帝国の後宮から死を偽り、抜け出た弥夜たち一行はクーランの故国・ミャオヤへと向かった。その美しい草原の先に、白馬の姿をした風神が弥夜を待ち受けていて…!一方、弥夜の父・陽弥への呪詛を、その身に引き受けた御社様は…!? 河惣益巳が贈る、痛快★欲望うずまく大国サスペンス!
レビュー4
5/52024/09/22 くるま
風神と弥夜媛の別れのシーン、何度読んでも泣きます… 弥夜が風神に向かって、様々な風の名前を話す時、季節ごとの呼び名の多いことに、日本の言葉の奥深さ、四季を愛する心、感じ取る敏感さ、繊細さに感じ入りました。 そして、全ての作品を通して河惣先生の感性や博識さにも、畏れ多く感じています。 美への感性だけでなく、知識や考える力、そして何よりそれらを表現する力の素晴らしさに、感嘆と感謝の気持ちでいっぱいです
5/52024/05/04 cotton
妹いたんだって思ったら、異母姉妹。 羨ましい思いに引きずられちゃったね… そして安寧国通るの? 波乱しかないけど、秋津媛の行くところどこでも波乱か!