内容紹介
箱崎氏の孫・紅子から、祖父の屋敷に「幽霊」がいるのではないかと相談された夏目。誰もいないはずの屋敷なのに、物音や音楽が聞こえたりするという…。その正体は妖ではないかと予想する夏目だが!?占い師のクララと共に訪れたオークション「何首鳥の会」で起きる事件を描く「とある少女の肖像」も収録!メガヒットあやかし契約奇談 第30巻!
レビュー18
5/52024/04/06 ブンチ子
箱崎邸のお話、何度読んでも泣いてしまう……互いに想いあっていたはずなのに、たった一つ「同じものを見ることができない」というだけで、すれ違い寂しい思いをしてしまった。させてしまった…… それでも楽しかった過去の記憶は、思い出の中で万華鏡のようにキラキラしているのだろうな。
5/52024/02/19 ワーワー
箱崎さんのお話、泣いてしまった。お孫さんさんが見えもしない妖を毛嫌いしていたのは、子供心に大好きなおじいちゃんが妖に取られてしまったように感じたからなのかな。自分には見えない世界をひとり楽しんで、大好きなおじいちゃんに置いていかれているような。愛してるからこその寂しさを抱えていたのでしょうか。想いあっているはずなのに、すれ違う切なさを感じる箱崎家がいつも愛おしいです。