内容紹介
「魂になったら突然、白黒の猫がしゃべりかけてきた!?」――――死んでしまったけれど心残りがあり、この世を彷徨っている魂たち。そんな魂の悲しみや苦しみを取り除き、天に昇る手助けをしてくれる猫がいる。名前はオタフク。32歳で突然亡くなった女性が、夫と幼い子供に最後にしてあげたいことを叶えてあげる『ぼたん日和』。母への感謝を伝えたい少女のために奔走する『嘘はさよならのかわり』。ノラ猫たちとともに猫好きなおばあさんを殺した犯人を探す『猫たちの挽歌』など、オタフクと魂となった人間たちが繰り広げる感動ミステリー。
レビュー2
5/52024/01/26 ここりこ
私も愛猫と話したいです。この作品は、毎回1つの話が完結するので読みやすく、時々以前に出てきた方が再度出てこられて、また前の話を読みにいったり。毎回心が温まるお話で楽しみにしてます。今回全巻一気買いしました。またゆっくり読んでみよう。
5/52023/11/07 むんむ
ずーっと待っていた新刊!!本当に紙の媒体が欲しいです。猫の繊細な描写と人の優しい機微に溢れたお話しで怖くなくても心霊というジャンル分けされていて中々知る機会の無い方にも貸本したいです。 今回のお話はちょっと恋愛感情のからむお話といつも通りのホッコリと心の癒されるお話の印象深い作品でした。めちゃくちゃ可愛いし心は温まるし、絵柄も綺麗だし、猫好きなら一度は切望する猫と話せて、道徳的な学びも出来ます。