内容紹介
「魂になったら突然、白黒の猫がしゃべりかけてきた!?」――――死んでしまったけれど心残りがあり、この世を彷徨っている魂たち。そんな魂の悲しみや苦しみを取り除き、天に昇る手助けをしてくれる猫がいる。名前はオタフク。32歳で突然亡くなった女性が、夫と幼い子供に最後にしてあげたいことを叶えてあげる『ぼたん日和』。母への感謝を伝えたい少女のために奔走する『嘘はさよならのかわり』。ノラ猫たちとともに猫好きなおばあさんを殺した犯人を探す『猫たちの挽歌』など、オタフクと魂となった人間たちが繰り広げる感動ミステリー。
レビュー1
5/52023/09/05 ユンボ
表紙の印象とは違って、心温まるストーリーです。短編ストーリーが何話も入っていて読みやすいです。 主人公は魂と会話ができる白黒猫のオタフクさん。 オタフクさん猫なのに人情味に溢れて、いい猫なんです。どのお話も心がジーンする内容で、忘れてはいけない「愛すること、思いやり」をストーリーを通して感じられます。