内容紹介
因果応報。人に災いを成せばそれは巡り巡ってやがて己の身に降りかかる。逆もまた然り。その理(ことわり)はいにしえの時より数々の物語に込められ、今に至るまでその時々の人の間で語られてきた。顔にこぶを持つ双子の姉妹がたどる数奇な運命を描く「こぶ取り」、地蔵の首を切り落とした男が時を経て受ける報い「首なし地蔵」、運命に翻弄された母子を救う大岡越前の裁きが冴える「大岡裁き」、わが子を守る為夫を手にかけた女性がやがて幸せをつかむまでの物語「女囚物語」の4作品を収録。「すくらっぷ・ブック」などで若者のみずみずしい青春を、また「風の宿」などで情緒あふれる大人の物語を綴って来た小山田いくが心機一転、各地に伝わる昔話を新しい切り口で描いてゆく新シリーズ第4巻!
レビュー
まだレビューはありません