内容紹介
産後二度目の生理を迎え心身の状態が回復した千夏は、女性ホルモンが体に影響を与えているのではと考えるようになった。その後も調子は安定し任意入院に切り替えられた千夏は、院外外出時に立ち寄った書店で女性ホルモンやメンタルヘルスについての本を調べていく中でとある病名が目に留まる。『産褥期精神病』半ページ程度のあまりに少ない情報量に書かれていた症状は、彼女の産後そのものだった――。実体験を元に描く精神疾患の現実と家族の深い愛情を描くストーリー、感涙の完結編!!
レビュー11
5/52024/08/20 名無し
昔1巻分くらいを読んで、恐ろしさと信じられないという気持ち(今思うと私も母親像に夢を見すぎていたのだと思います、なのでおそらく信じたくないという気持ちもある)で読むのをやめてしまいました。 怖いと思いながら最後まで読んでよかった。 「原因がわからない」というのは本当に怖い… それでも千夏さんを諦めなかった旦那さんや御家族も、支えられながらも自分と向き合い原因を突き止めたい千夏さんもすごいです。
5/52024/06/17 未設定
周りにも認識されずに性格のせいだと決めつけられることは怖いことだなと思いました 自分を責め続け、知らないままの人もいるのかな 分からないまま亡くなった人もいるのかなと思うと、お母さんとその子供も悲しいままですね 子供側からしても病気だからなのか、自分を嫌ってなのか、それがハッキリするだけで安心できると思いました 作者さんの話で苦しんでいる方々が少しでも救われたらと思います