内容紹介
ヴォラキア帝国の希望を背負い、滅亡の担い手である『大災』と戦い続けるナツキ・スバル。ついに己の造物目的を果たした『魔女』は、変わり果てた姿で最後の勝負を挑んでくる。次々と切られる手札は滅びへのカウントを進め、時計の針がゼロへ至るとき、慈悲と慈愛の焔が帝国を覆い尽くす。長きにわたる戦いの決着、夜明けと共に訪れる朝焼けを追い越す空に、一人でも多くの誰かと辿り着くため、今、剣狼の群れの心は一つになる――。「世界は妾にとって、都合の良いようにできておる。――そら見よ、また妾の勝ちじゃ」大人気Web小説、愛情と情愛の三十八幕。焔のように生きよ。世界はかくも美しいのだから。
レビュー1
5/52024/10/26 San
後半の方からのさり気ないアベルとプリシラの会話の数々が最後まで読んでからやっと意味が分かった、そして意味が分かって更に泣けた。