内容紹介
何者かによって “球”がこの地上に投げ入れられた。情報を収集するために機能し、姿をあらゆるものに変化させられる その球体は死さえも超越する。ある日、少年と出会い、そして別れる。光、匂い、音、暖かさ、痛み、喜び、哀しみ…… 刺激に満ちたこの世界を彷徨う 永遠の旅が始まった。これは自分を獲得していく物語。垣間見えた、カイバラの天上本社の実態。そこに巣食うのは、飼い慣らされたはずのノッカー達だった。人類は彼らにカイバラを通して支配されていたことが判明する。一方でエイベルは不治の病に倒れ、彼の望みを叶えるためにも自分の真実を見つけ出すためにも、人形はフシと共に研究所の跡地へと向かう。壊滅し封鎖されているはずであったその扉を開けると、そこに広がっていた光景は人形を揺るがすものであった。明らかになる人形と32番の、そしてエイベルの関係とはーー。これは自分を自分と認める物語。
レビュー3
4/52024/11/19 ゆめゆ
これを読んで「面白い」と思える感性の持ち主でありたかった…難しすぎて……
5/52024/11/17 くま子
人形が出て来た時 あまりに唐突で絵柄も違うし 別の漫画でも始まったかのような不安が実はあった このあと面白くなるの…?と その答え合わせはここで 「そう来たか」と思いつつ楽しく読めました 本当の自分なんて、かっこ悪くて泥臭くていいよね それがありのままなら 彼女の生き方や葛藤は、読み手に「人生とは何か」「自分とは何か」を問いかけ、一つの在り方を示してくれます 思えばこれまでの巻もそうでしたね