内容紹介
快勝に次ぐ快勝!銃後の帝国臣民は我が世の春を謳歌する中、帝都ベルンの政治家たちはとある疑念を抱いていた。二〇三大隊によるモスコー強襲は流石にやりすぎだったのではないか…と。その苛烈な作戦行動に対する疑義を晴らすべく、査問会に赴いたターニャ。軍部の後押しを受けた彼女は、この窮状を逆手に取り「後方勤務」への一筋の光を見出すが……?政治と軍事、後方と前線、それぞれの認識のズレが少しずつ、しかし確実に、帝国を蝕む―
レビュー9
5/52025/01/14 そりし
講和の可能性をぶっちぎったとも思われたモスコー直撃の意義に対する正当性が、総力戦の概念を匂わせて明らかになるとは。ヴァイス大尉が規範そのものならば、カルロ・ゼン先生は戦史と人間社会に関する辞書が服を着たような方だな。31巻も面白かったです。
5/52025/01/02 アホウドリ
二人とも会話してるのに通じ合えていないんだよなぁ…今回はちゃんとターニャちゃんの本音聞けたのにね…