「This Is EVIL… Everything is EVIL… 全ては… EVILだ!」。

塀内夏子さんといえばスポーツマンガと思っていたので、こんな作品も描くんだ～、と意外でした。表紙からして古いのかと思いきや最新作ですね。
ちょっとグロいところも多く躊躇しつつもぐっと引き込まれ、全巻一気に読みました。

人を殺すということ、愛すること、暴力。
描きあらわすことの意味と救い。
作者の思いのつまった力作だと思います。

最初、美術部のほんわかした話かと思いきや、恐ろしい猟奇殺人の影が…。
フィフティーンラブの作者さんがこのような漫画にもチャレンジされてるとは驚きです！
美術部だったので、石膏デッサンなどちょっと懐かしい感じがしました。

面白い。続きが買いたいと思った。

トラウマと猟奇殺人というモチーフは使い古されてるけど、掘り下げ方が塀内夏子！流石！買っちゃおうかなー(￣▽￣)〓

犯人はすぐに分かってしまうから、推理ものという感じではないけれど面白い。
レビュー数が少ないと1人の低評価がそのまま作品の低評価になってしまうから
勘違いしないでほしい。

案外エイジが犯人だったりしてね？