むっちゃよかった。LGBT をテーマとすることでもっとおおきなやさしさとかせつなさとかそんな感情が表現されていて、本当によかった。
セクシャルマイノリティがテーマではあるけれどそれにとどまるには絶対にもったいない作品。
自分にとって大事な作品になりました。

人のことを分かろうと土足で踏み込むことも、分かった気になってしまうことも、やってしまいがちかも。
自分以外の人のことは分からない。
なんなら自分のことだってよく分からないのに。
大切なのは理解することではなく、違うことを認め合う寛容さなのかな。
セクシャリティだけでなく、国籍人種宗教政治など全ての面でも。

人生において何が大切なのか、教えてくれる物語です。抽象的な表現を交えながら、心の動きを直接訴えかけるような描写。一人一人の物語が織りなす、その人らしさを浮き出させる構成。
控えめに言っても素晴らしい。
何より作者が何かを伝えたいと、その気持ちが伝わってくる。その真価はこの巻にあります。
1人でも多くの人に読んでもらいたいと思います。

一気に読んだ。
自分にとって忘れられない作品になりました。
本当に本当に、もっとずっと読んでいたい物語でした。

泣いた。
性別やラベルなんて関係なく、
こんな人生(生き方)でありたいと思った。。。