冷静な自己分析描写のおかげで重い感情になりすぎることなく読めました。クリニカさんの心情の変化や、出した結論が自分と似ていて、その結論でもいいんだよねって勇気がもらえました。社会は頼り頼られる関係…まだ下手くそですが、少しずつでいいからバランスを取って、一人の人間として人生を楽しくしていきたいと思いました。うちの母は掃除し過ぎるので、掃除・片付けのやり過ぎ・やらなさ過ぎのバランスも参考になりました。
前回作はただ衝撃で「で、続きは?」と気にもなったけど、今回作は結論に至った思考の過程がわかりやすく書かれていて、読んだ側も腑に落ちた感じになれた。とても良かった。
毒親を捨てた、捨てられない人に、自身が生きていくことを優先するための考え方の指針になりそう。母親が追って来なかった、追って来れなかった、主人公がゴミ場所に戻らなかったのが、とても救いになる。
前作のエッセイを読んで同じ毒親育ちとして親に対する未練で気持ちが辛かっただろうなと思っていました。
今回、その気持ちに一旦整理をつけられたようでほっとしました。同時に自分の人生を歩むこと、自分の環境を冷静に客観視することの大事さを痛感しました。
大人になってみないとわからないこと沢山ありますよね。
作者さんがいいご縁に恵まれて前に進めて本当に良かったです。
自分がもし同じ状況に置かれたら、と考えてしまった。
作者さんはあの環境で東大卒業して、しかもこんな素晴らしい漫画まで。
この作品を読んで、作者さんにとても惹かれ興味を持ちました。
絵柄が前作より変わったかな?
まとめの話になってますね。
異常な母親を子供の頃は見抜けないものですよね。
もう、途中から嗚咽し泣きながら読みました。
とんでもない重荷を背負わされたしんどい人生だったけれど、関わってくれた周りの人々がくれた良いヒントが、少しずつ作者さんの洗脳された心に染み込んでいって、良い方向へ導いてくれて。
頭脳明晰な方だから、冷静に自分を分析されて、客観的に見つめられたから良かったんでしょうね。
作者さんに幸あれ!と心から願います!
そして、部屋片付けて掃除しようと思いました笑
前作も凄かったけど今作はもっと読み応えがある。自分のお気持ちを書き散らしたエッセイ漫画とはひとあじ違う冷静な分析に引き込まれました。