内容紹介
六十年前に絶やしたはずの祭儀の復活により朝日(あさひ)は、おぼすな様という土着神の妻となった。りんごの市場価格の暴落により、“一挙更新”を迫られる村で陸郎(りくろう)から村の言い伝えを聞き出した雪之丞(ゆきのじょう)は朝日を連れて東京に戻る決断をするが……!?愛する妻を守るため、夫は神と闘う!
レビュー8
5/52022/01/20 クロ子
何度読んでも泣いてしまう。。幸せになってほしい。
5/52018/07/29 鮒子ぉ
神が正しくある、というのは一神教の考え方じゃないですかね?? 日本の神様は、信じていたら助けてくれたり護ってくれる都合の良い在り方ばかりはしていませんよ。理不尽で、時に祟りのように振る舞うこともあるのが日本の神様です。治水技術のない頃は、人柱をたてたりして…非力な人間はなんとか自然災害を治めたかった事、そういう過去がある事を思い出しました。だから、読んでいてとっても切ない。