内容紹介
時は大正。20歳の誕生日を船内で迎えた裕仁(ひろひと)青年はいよいよヨーロッパへと上陸する――! イギリス、スコットランド、フランス、ベルギー、イタリア。当時、世界の最先端であったであろう国々は極東の小国からやって来た20歳の皇太子をいかなるスタンスで出迎えたのか。一方、青年不在の日本。日に日に深刻さを増す大正天皇のご病状。そして青年を摂政に据えるべく動いていた 時の総理・原敬の支持率も見る影もないほどの下降線を辿っており…!? 後年、彼の人が「もっとも楽しい時であった」と語ったとされる欧州外遊。その一部始終を自由な描写で綴る最新刊登場。
レビュー1
5/52023/09/16 ヒラリーマン
言葉一つで周りの人を右往左往させちゃうのだから、頭が良ければ良いほど、周りには無駄なことは喋らなくなっていくよなあ。