内容紹介
螢(ほたる)の母の名は螢といい、ミナトの父の名はミナトという…。髪を切った螢は一躍有名モデルになる。その外見はミナトにそっくりで、不思議なことに性格さえミナトに似てくるようだった。螢は下田に愛を告げ、ミナトのいない世界へ歩き始めようとしていた。ミナトは螢の存在しない人生を選び、母とともに去っていこうとしていた。だが、ミナトは錯乱した母から螢と自分の名前の秘密を聞いてしまう…。スウィートでビターな愛の物語、ここに完結。
レビュー4
5/52024/04/06 yuripon
もっと評価されていい作品だと思います。 今読んでもちっとも古くない、色褪せない名作です。 読む年代で感じ方が変わるし、色々な想像や解釈をさせるラストが、気になりつつも本当にすごい終わり方。
5/52022/06/14 チョコ
これをはじめて読んだのは35年位前なように思う。大好きで、何度も何度も何度も読んだ。 吉野先生が、この世にもういラッシゃないことを、とても悲しく思います。