内容紹介
昭和19年、夏。太平洋戦争末期のペリリュー島に漫画家志望の兵士、田丸はいた。そこはサンゴ礁の海に囲まれ、美しい森に覆われた楽園。そして日米合わせて5万人の兵士が殺し合う狂気の戦場。当時、東洋一と謳われた飛行場奪取を目的に襲い掛かる米軍の精鋭4万。迎え撃つは『徹底持久』を命じられた日本軍守備隊1万。祖国から遠く離れた小さな島で、彼らは何のために戦い、何を思い生きたのか――!?『戦争』の時代に生きた若者の長く忘れ去られた真実の記録!
レビュー21
5/52024/03/15 りきまり
一冊読んで、すぐに全巻買いました。丁寧に資料にあたった上でのフィクションだと書かれていました。 暑い南国の島で水も食料もなく、サバイバルするために昼間に外にでることも煙を上げることもできない。砲撃で辺りはハゲ山になっている。足跡はきっちり消さなくてはいけない。 地獄のような恐ろしい環境で、なおもそれが日常になる戦争の怖さ。 多くの人に読んでほしいです。
3/52022/02/03 _M2
その時代では、良しとされない考え方が、後世では当たり前になる。 なって欲しいいいいなああ。