内容紹介
「暴力」「支配」「放置」そして「性虐待」――想像を絶する虐待を受けた子どもたちが、辿り着いた場所、児童養護施設「光学園」。ここで生き直す力を取り戻すために、子どもたちはもがく、あがく―― 力の限りに。「親なるもの 断崖」の著者が、壮絶な事実を丁寧に取材し、紡ぎ上げた唯一無二の物語。番外編「社会のてっぺんに小さい人がいる」「園長すけ!」を収録した特装版、全3巻で再登場!!
レビュー2
5/52018/08/21 ナナシナナコ
なぜ自分から好んで自分を傷つける人との恋愛をしてしまうのか、いくつになっても友人が妬ましい、自分が悪いとまず思ってしまう癖。この漫画を通して幼い頃、暴力ではないけど言葉と雰囲気からの虐待を受けてきたことに気がつかされました。そして、母も同じく祖母からちゃんと愛情を受けてなかったんだなと感じました。私もちゃんと今の自分を受け入れて、いつか生まれてくる子供の明るい未来を妬まず愛してあげられますように。
5/52018/08/13 a/s
目を背けてはならない問題です。自分の生い立ちに似ている部分もあり、苦しくてひどく泣いてしまいました。食事が喉を通らなくなるような、辛辣な話ではありますが、見ていて損はありません。人間って愚かだなあと思うと同時に、あたたかな当たり前の日常に恵まれていると感じました