内容紹介
先天性の緑内障で完全失明した由布子は、視覚障害を持つ夫・良平と共に幸せに暮らしていた。ある日、妊娠が発覚し心から喜ぶ由布子だったが、目が見えない自分にとっての“これからの未来”を考え不安に襲われる――…。妊娠、出産、そして真っ暗闇の中での育児…。何もかもが手探りの中、懸命にがんばる由布子だったが、成長し動き回る我が子を不注意から危険にさらしてしまい、自分を責める。しかし、息子への深い愛情を糧に、目が見えなくとも視覚以外を駆使し乗り切ろうと頑張る由布子は、少しずつ育児と向き合っていく――…。
レビュー
まだレビューはありません