羣青

羣青 (下)

更新ステータス
マンガ
作者
中村珍
掲載誌
IKKIコミックス
出版社
小学館
5 (9)

内容紹介

人生懸けた恋をした。女と女の最後の選択! 殺した女。殺させた女。“共犯者”となった二人の旅路で次第にあらわとなる、血縁への執着と、お互いへの無理解。未練と倦怠に挟まれ、自殺か服役か逃亡か心中かいずれも“どんづまり”の 選択肢を前に立ちつくす二人に、光は射すのか…。血にまみれた手で欲したものはなんだった? 女たちの魂の咆哮、あるいは彷徨―― これにて幕。主な登場人物/殺した女(学生時代から密かに「殺した女」を慕っていたレズビアン) 殺させた女(夫殺しを依頼した。レズビアンから向けられた好意には気づいている) 「殺した女」の兄(妹はそそのかされていると信じ込み、出頭させようと画策する) 【第21話~最終話を収録】


レビュー8

5/52023/11/14 重めの漫画好き

全3巻とは思えないほど、中身の密度がすごい。感覚的には2~30巻くらいあったんじゃないか?と思うくらい読んだあとは、脳みそと心臓がいい意味で疲れます。笑 漫画はほんとに色々なものを読んできたし、自慢できるほどの量を読んでるけど、その中でもトップレベルで面白いです。(好みもあるだろうけど) この漫画を知ってから月に1回は読んじゃうけど、それでも飽きないし、何度読んでもセリフ一つ一つしっかり読んじゃう

5/52021/05/16 愛読者

文学賞 受賞作品を三部作読み終えたような 重厚な読後感。これが漫画として産み出されたなんて ただただ感服です。 主人公の2人はもちろん、お兄さんや兄嫁、 元彼女の父母、一番上の子供。 登場人物の人となりや、それぞれの価値観のすれ違いに対する説得力の持たせ方がハンパじゃない。 これが名優で映画化されたらどんなすごい作品になるだろうと想像が膨む。 LINE漫画じゃなければきっと出会えなかった。感謝。


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