内容紹介
殺した女、殺させた女。傷つけ合い求め合う魂の物語。日常的に夫から暴力を受けていた女と、その女を慕い、請われるままに彼女の夫を殺したレズビアンの友人。殺害現場に証拠を残したまま二人の女はともに逃亡を謀る。明日をも知れぬ逃走生活の先に二人は果たして何を見るのか、それぞれどう落とし前をつけるのか――? 極限状況下で震える魂の物語、開幕! ●主な登場人物/殺させた女 (自分の夫を殺すよう友人のレズビアンに頼んだ女。レズビアンの自分に向けた好意を知っていた)、殺した女 (学生時代からひそかに「殺させた女」を慕っていたレズビアン。生家はかなり裕福な“お嬢様”)●本巻の特徴/連載開始時は 弱冠22歳だった著者が放つ、渾身の460ページ! 第1話~第10話に、番外編も収録。
レビュー45
4/52024/03/18 あこあこ
リアタイで読んでました 絵のインパクトも内容も衝撃的でしたがメガネのヒロイン体中アザだらけで浮気するDV旦那ならレズに殺しを頼む前に保護シェルター行って逃げて離婚して慰謝料貰ったらいいのにとモヤモヤしてました そうしたらこの物語ないんだけど……
3/52021/06/10 峰ラル
レズビアンなら一度は遭遇するような感情の連続で心が揺れました。他の方も描いてるけどページ捲ったらいきなり飛ばされたような感じは、衝動の前フリのコマが極端に少ないからだと思います。漫画のテクニックとしては絶対必要ですが、エッセイとか読む限り作者は激情型なのかなと感じるので、動線が短いのは仕方ないかもしれません。それを差し引いても面白いです。重いですが。