内容紹介
最悪で最愛の母、そして母の恋人の異常な行動、そして民子の秘密――― 全ての出口を失った民子が力を振り絞って求めた最後の光とは? 英子、隼子、七子の親友・梨香、そして曜子、如月民子という存在が照らす、それぞれの闇と救いへの一歩。「私があなたの光になれたのだとしたら、そのことが、私の光でした」
レビュー7
5/52023/08/12 Noah
形の違う親子の隔り、毒親という存在。 未熟な親と思春期の子供の葛藤が悲痛な程 描写されていて、込み上がってくるものが抑えきれませんでした。 救いもあります。 希望は人を生かすのだと思える作品です。
5/52023/05/24 なつみ
ステキな話でした。母親との角質があっても、話し合うことが良い関係性に繋いでいく。暖かい気持ちにさせてもらえるお話です。 ただ、私にはラストがキツかった。話しても話しても、理解してくれない親っているものなので、これを読むと何十年とかけて諦めようとしている、母からの理解を求めてしまう気持ちが再燃して辛かった。 辛かったけど、何か気持ちを湧き立たせるパワーをもった素晴らしい作品でした。