内容紹介
小澤昌一は東洋大学予科生。東京・本郷の下宿先で銃後の暮らしの中にいた。戦況が悪化する昭和20年1月末、突然名古屋から父が上京し、直接手渡された臨時召集令状。北満州へ送られた後、上官から停戦命令の通達、すなわち終戦を知らされる。実弾を撃つことなく終わった戦争だったが、その後ソ連領の大地を北に向かわされ、ついにシベリアの荒野へ。待っていたのは粗末な収容所と、地獄のような重労働だった。 シベリア抑留の極限状況を生き抜いた著者の父親の実体験をもとに描かれた衝撃作、待望の新装版!
レビュー3
5/52024/11/10 なおぴ
学校教材として取り扱うべき作品。 日本国民全員知っておかないといけない。
5/52022/03/24 ハチワレちゃん
これは多くの人に読んでもらいたい! もっとPRするべき。 こんな時代だからこそ、読んで欲しい! そして、ぜひ山崎豊子の「不毛地帯」も読んで欲しい!