内容紹介
昭和20年、冬──。終戦後、東京・上野のバラック街で人々はただ必死に生きていた。謎の復員兵・金井田は、かつての同期・伊藤からある計画の協力を求められる。皆が何かを失ったあの年の暮れ、男達の暗躍が再び事件を呼び…!?胸に迫る戦後再生物語、待望の第二巻!!
レビュー1
5/52024/08/25 くま子
前から読もうと思っていたのですが 終戦記念日に、はっと思い出して買いました もうお話の中は冬で年越し 刹那を生きる登場人物のそれぞれが愛おしい 戦争で奪われても、自分の人生を生きようと健気な姿が胸にグッときます… 思えば、シオリ先生の作品にはそういう人物が多いと今改めて気が付きました。