内容紹介
「子の世話は母親じゃなきゃダメ」誤った母性神話が専業主婦・家入稲穂を、産後うつへと追い詰める。我が子を可愛いと思えない。母親だから頑張らなきゃ。呪縛や苦しみから解放するために、弱井は彼女に、助産院と保育園の助けを借りることを勧める。一方、会社での激務と子育てに板挟みの夫・太一も、その余裕のない日々から稲穂との衝突が絶えず、家庭はピリついていた。次第に関係が悪化してゆく子育て世代の夫婦に、本当に必要なこととは…？ DVに苦しんだ精神保健福祉士・真紀の過去編も収録。最新精神医療が、現代の家庭問題に向き合う――!!
レビュー5
5/52024/05/18 あいす
一人目、二人目の出産の時は、産院の食堂でみんな(出産が重なった知らない人達)とワイワイご飯を食べたりできて楽しかったな。先輩ママにコツを聞いたり、初産ママと不安を話したり。 でも三人目の時は部屋で一人ご飯、助産師さん達は「三人目だから沐浴指導とか大丈夫だよね」な感じで、ずーーーっと部屋で一人きりだった。夜は眠れないし 辛くて辛くて夜中旦那に泣きながら電話したな。 今思えば産後うつ手前だったのかも。
5/52022/05/02 かもそば
助産院の人たちが「結ちゃんのお母さん」じゃなくて「稲穂さん」って名前で呼んでるの良いなって思いました。 産後の地域のケアサポートについて知ることができたり、産後うつになるとどういう状況なのか、知ることができてよかったです。