内容紹介
役所勤めの真面目な夫、「普通がいちばん」が口癖のパートの妻、活発な保育園児の娘という3人暮らしの平凡な家庭。しかしある日、父親はなんの前触れもなく失踪し、1週間後に帰宅する。それから数年が経ち中学生になった娘は、父親の姿を家から離れた駅で何度も見かけたとクラスメートに聞かされ、不審に思って待ち伏せることに。大好きだった父が家に帰ってこなかった、幼い頃のおぼろげな記憶。1週間ぶりに帰宅した夫を問い詰めず、何もなかったことにした母。過去の記憶と現在の父親の行動には何か関係があるのか。父は何を隠しているのか。やがて平穏な生活は崩れ、「普通」だったはずの家族の形が少しずつ変容していく……。やまもとりえが挑む、「家族のあり方」を揺るがす衝撃のミステリコミックエッセイ!
レビュー25
3/52024/08/15 未設定
現実的ではない描写も多くてこの評価
3/52024/08/14 こぺん
旦那さんが身勝手すぎて話が入ってこなかった。 奥さんにも娘にも致命的な落ち度はないはずなのに、「普通がどれほど恵まれているか分かっていないから」と、自分の家族を遠ざけて他の家庭(?)を優先する意味がわかりません。 それを伝えて話し合って、ぶつかった結果ならまだしも。なぜ何も伝えずに帰らなくなる? 作者さんが伝えたいことではないと思いますが、責任感ゼロの夫を持つと苦労するんだな、と感じました。