内容紹介
【あらすじ】中学時代にいじめられた経験を持つ赤木加奈子はある日、小学5年生の娘・愛が同級生の馬場小春をいじめていることを知り、家族で馬場家に謝罪に向かう。加奈子たちの謝罪はその場では受け入れてもらえたものの、小春はその後、不登校になってしまう。小春の母・千春は苦しむ娘を見て知り合いに相談するが、SNS上での匿名の告発をきっかけに、思いもよらない事態へと発展してしまうのだった──。我が子への不信感、夫との意見の相違、SNSで巻き起こる炎上…様々な問題に翻弄される二つの家族。自分の子供がいじめの当事者と知った時、「正しい対応」とは果たして何なのか?いじめ問題を加害者家族、被害者家族双方の視点から描く、意欲的セミフィクション。【「シリーズ 立ち行かないわたしたち」について】「シリーズ 立ち行かないわたしたち」は、KADOKAWAコミックエッセイ編集部による、コミックエッセイとセミフィクションのシリーズです。本シリーズでは、思いもよらない出来事を経験したり、困難に直面したりと、ままならない日々を生きる人物の姿を、他人事ではなく「わたしたちの物語」として想像できるような作品を刊行します。見知らぬ誰かの日常であると同時に、いつか自分にも起こるかもしれない日常の物語を、ぜひお楽しみください。
レビュー21
自分は中学の時、いじめられたことがある。その時は真面目すぎて、学校は休んじゃいけないものだと思っていたから無視されても、陰口言われても時には暴力もあったけど学校は休まなかった。そして現在、自分は子供は絶対に作らないと(出来れば結婚もしない)と心に決めている。自分の子供が加害者側になっても被害者側になっても嫌だ。経験があるゆえ、感情が抑えられなくなりそうだから。感情がグチャグチャになって泣きました。
すごく面白かった。感情移入しまくりだった。 私ももし子供がいじめてたら嫌悪感を出してしまうかも。 何が悪かったのかすごく悩む。 でも本当に加害者の子供ってこんな家庭の問題抱えてなさそうな子がするのかな。 そんな気軽に遊びのように人をいじめるものなのか、何も歪むような環境なくても取り返しがつかないほどの加害者になってしまうものなのか気になる。