内容紹介
サマー・パフォーマンスにて、アビゲイル・ニコルズ振付の『パエトーン』第二幕一場面「地上にもたらされる大災厄」抜粋シーンを踊ることになったロイヤル・バレエ・スクールの生徒達。奏は地母神ケレス役、他の生徒は大地の精役に抜擢される。尊敬するアビーの自身に対する期待と配慮を察した彼女は、今回が来年度の奨学金を得る好機だと考え、レッスンに励むが…。
レビュー12
5/52023/02/22 まーゆ
この作品が大好きで、同じ巻でも何度も読み返してしまうくらい大好きです! エヴリンの発言ストレートだなぁと思うけど、彼女もすごい努力をしてきて、実力もあって、エヴリン主人公の目線で見たらとっても悔しいと思うし、憎めない。 アビーの言葉の端々に何かトゲを感じるけれど、奏をどうしたいのかまだ真相が現れていないので、ドキドキです…!! この作品、私のバイブルです。
5/52023/01/23 ぴょん
舞台芸術を趣味にしている人間として、奏の姿勢・マインドは素晴らしいプレイヤーだなと感じます。 得意なことはもちろん変え難いけれど、プロの道へは必要不可欠な「不得意なことも物にする能力」とは…?と考えながら読み進めました。 基礎練習もプロの見学も、楽しみつつ思考を止めずに学べるのは尊敬します。教える側も打てば響くのは期待値に直結するでしょうね。 対してそれを凌ぐには…圧倒的なセンスでしょうか?