内容紹介
「そんな女 無視しいや――」教室の扉から声が聞こえ、ふり返ると元親友のタコ子が笑いながら立っていた――。塚本カオルは中学1年生。部員4名の弱小演劇部に所属し、同じクラスで仲良しのヤッちゃんと将来の夢を語ったり、ヤンチャ仲間と給食室から余ったパンを盗だりと、仲間に囲まれ楽しい中学生生活を送っていた。けれど、ある日を境にカオルへのいじめが始まってしまう…。理由を尋ねても無視されてしまい、段々とエスカレートするいじめ。精神的にも追い詰められていたカオルを救ったのは、同じグループの仲間で幼なじみのタケルだった。けれど、唯一の味方・タケルも骨を折って入院してしまい――!?
レビュー3
1/52024/10/01 │ᐕ) ⁾⁾
パン捨てるのドン引きなんだけど
5/52024/06/22 らんらん
元親友のたこ子が「元」になったのは前のシリーズ読んでたらわかります。元々頭おかしいたこ子の母親が運転する車で一家心中するところに主人公が巻き込まれたから。そこから疎遠になったのよ。本来ならたこ子は自分の親のせいで殺しかけた友達に対して平謝りすべき立場。それが疎遠になったことを逆恨みしてイジメ始めたんでしょ。たこ子の家庭環境は可哀想だったけど、だからってイジメ側に回ったんならもう救いよう無し。