内容紹介
北条は、縄張りの拡大だけでなく、不動産投資などを通じて得た利益で、北彰会の経済的基盤を強化し、裏社会での地位を徐々に固めていた。気がかりなのは、こうした北条のやり方を、兄貴分の渡海が快く思っていないことだ。渡海は、北彰会を傘下に収める相楽連合の基礎作りに貢献した根っからの武闘派のヤクザ。北条もかつて世話になっただけに、渡海の扱いに苦慮していた。
レビュー1
5/52013/04/12 パンゲア
光ある所には影あり。 日本の政界と極道。一見表と裏だが、実は表裏一体。 そんな世界を解り易く描いた、 野心溢れる男のスペクタクル‼ 時代を越えて読める良作。