内容紹介
冬の終わりのその朝、1人の少年が死んだ。トーマ・ヴェルナー。そして、ユーリに残された1通の手紙。「これがぼくの愛、これがぼくの心臓の音」。信仰の暗い淵でもがくユーリ、父とユーリへの想いを秘めるオスカー、トーマに生き写しの転入生エーリク……。透明な季節を過ごすギムナジウムの少年たちに投げかけられた愛と試練と恩籠。今もなお光彩を放ち続ける萩尾望都初期の大傑作。
レビュー8
5/52024/09/02 しゃち
トーマの心臓、伝説の作品。 萩尾望都先生の作品をライン漫画に載せてくださってありがとうございます! この頃の少女漫画は凄かったな。 さながら文学作品。ぜひ読んでいただきたいです。
4/52024/08/17 夕実奈
昔この作品がなぜ名作と言われているのか分からず読んでもわからずキリスト教の下地がないと理解できないのかもと思って読んでいたが終わり際のあるページを見た瞬間に涙が止まらなくなりわけわからなくも確かに名作なのだろうと思って深くは考えないが何が響いたのだろうと考察しながら再読