内容紹介
母とふたり、ボストンで暮らす15歳の少年ジェルミ。友達に恵まれ、ボランティアと勉強に励む幸せな生活を送っていた彼の日常は、ある男との出会いで一変する。母・サンドラの婚約者で大金持ちの英国紳士・グレッグ。絵に描いたような理想の義父の中には、恐るべき悪魔の顔が潜んでいた。サンドラの幸福を盾に、ジェルミに肉体関係を迫ったのだ。苦痛と苦悩に満ちた地獄の日々が始まった。愛と憎悪、喜びと悲しみ…綾なす複雑な人間の感情を、萩尾望都が熟練のペンで描き切った壮大なるヒューマン・ドラマ、開幕。
レビュー123
1/52024/09/08 withT
母親の再婚相手の目的が息子だった。母親が精神的に弱くて別れると自○未遂するため、義父から逃げられない。男性の性被害を軽く考えてる人に読んでほしい作品。1巻から3巻は最後まで胸くそ。手が震え吐き気がするほどリアル。子供には見せちゃダメ。
1/52023/06/22 こりん
20年前小学生時に叔母の夫から性的虐待を受けました。 その5年ほど経ってから、叔母からこの本を勧められました。 気持ち悪くて吐きそうになりながら、グレッグを殺してやりたいと強く感じました。 何を思って叔母はわたしにこれを読ませたのか?全く理解ができません。 叔父に対する行き場のない思いを投影させろということだったのでしょうか。。。 ただただリアルです。 最後まで読むことができませんでした。