内容紹介
他者の顔を奪う口紅。その口紅の力と美しき妹・野菊の顔を使い、演劇界で眩い光を放つ累。しかし、高校時代に顔を奪った五十嵐幾の手引きもあり、野菊を逃がしてしまった累は姿を消す。羽生田・野菊・幾の前に再び現れた累は、野菊に己が命と等しい口紅を捧げる。それぞれの宿命を背負い、歩みを始める4人の役者たちの終着地とは―――。
レビュー4
5/52017/12/20 おかめ
累が永久交換できないとさみしいし、 永久交換できちゃっても逆にどうかなーって思う(*´-`) 野菊にだって幸せになってほしいし! 先が読めなくてワクワクする!
5/52017/11/04 Äthanol
小説版の『誘』を読んだほうがいいと思います。確実にその方がより話に奥行きが出ます。 新刊もやってくれたな!って感じです。今まで出てきた累に顔を使われた美女たちが集まって、累の思いを理解しようと歩み寄りが見られる話になっています。 終盤に近づくにつれて、終わらないでほしい、終わって累が幸せをつかんでほしい。という個人的な葛藤があります。