声なきものの唄~瀬戸内の女郎小屋~

声なきものの唄~瀬戸内の女郎小屋~ 28

更新ステータス
マンガ
作者
安武わたる
掲載誌
ストーリーな女たち
出版社
ぶんか社
5 (38)

内容紹介

明治後期、人身売買の競りにかけられた少女チヌと姉のサヨリ。チヌは矢津遊郭の「東陽楼」の娼妓となり、大地主・若水公三郎を旦那につけることで二番手娼妓に出世する。ところがある日、過去の想い人である寿子にそっくりな早みどりに出会い、夢中になった公三郎は、身請けのため水面下で暗躍。しかし、早みどりは身請けを拒否し足抜けする。そんな中、早みどりの元夫・利市が公三郎を刺そうとしたのを目撃したチヌは公三郎をかばって重傷をおってしまう。若様の借家で療養した後、結婚の申し出を受けたチヌだが――?※この作品は『ストーリーな女たち』Vol.107~110に収録されています。重複購入にご注意ください。


レビュー33

5/52024/11/23 未設定

すごい…戦争は仲が良かった朋輩との軋轢を生む。 あんなに人間の出来た巴姉さんまで、戦争によりチヌを「妬む」感情が生まれた。それでも女達は仲良し!…なんて、甘い感情では割り切れない。戦争は人格まで変えるのは「火垂るの墓』でも描かれてたのに。  そして、美しくないチヌの成長と成功に反比例した美しいサヨリの転落人生。真逆の2人を見事に描いていらっしゃる。 瀬島が憎んでる「母」の話をぜひ描いて欲しいです、

5/52024/11/18 マァちゃん

姉やん、瀬島唯一無二の存在なのね。チヌも、私自身、栄太なら一緒に毎日笑い、色々努力する必要無いのでは?と途中読んでましたが、若様が唯一無二の存在。お互いこの回で、成し遂げた。凄さよ!ウサギ小屋のセン姉が、この時代の女の業、人見る目の確かさを持ってたと…色々今回この漫画の凄さ!実感しました。次回も楽しみです。


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