内容紹介
性的虐待など、なかったかのように振る舞う家族。もし世界が終わらないなら、私が壊れてしまえばいいのだろうか。過去を「なんでもないこと」にするために、男の身体で記憶を上書きする。何度も、何度でも、汚れることが救いのような気がしていた――。裁きの下りなかった世紀末、クラスメイトに言えない放課後、そして「キレる17歳」。虚しさとともに始まったゼロ年代の絶対孤独を描く半自伝的クロニクル第2巻。共感の声、続々!
レビュー11
1/52023/06/18 テキトウダ
きもちわり
5/52023/04/10 みちこ
普通でありたいと思いながら、特別な存在でありたかった。でもそれは、世界じゃなくて、誰かの特別になりたかっただけ。少女漫画のように。 あーー私それでセッ○スしてる時しか存在価値を感じられなかったんだな…その後摂食障害、アルコール依存って、人以外の何かに依存するしかない。今も。