内容紹介
いじめを受けた人間は、一生その過去を背負って生きていかなければいけないのか。入学した女子校でクラスの中心的存在であるクラスメートに声をかけられ、憧れのグループに入ることができた主人公・ユイ。楽しい予感に溢れるスタートを切った高校生活だったが、ユイを待ち受けていたのは、女子グループのなかで行われる陰湿で過酷ないじめの恐怖に怯え続ける毎日だった。些細なことで目をつけられいじめの対象になってしまった友達。仲間たちの目が怖くてかばうこともできないまま、やがていじめの矛先は自分に向けられるようになる。からかい、無視、SNSでの悪口…色を失っていく日常。小さな学校、小さなグループ、小さな人間関係、それが世界のすべてだった、あの頃。かつて苦しんだ、今苦しむすべての人へ贈る物語。高校時代に強迫神経症を発症し精神科病院に入院した日々を綴ったコミックエッセイ『高校生のわたしが精神科病院に入り自分のなかの神様とさよならするまで』で衝撃のデビューを果たした作者が、学生時代の呪いとそこからの解放を描く渾身のセミフィクション。
レビュー4
学生にとってクラスという箱は世界の全てだから、その中でいじめられて一人で居たら、胸が苦しくなって勝手に涙が出てきますよね。 この本読むと、学生時代の胸が張り裂ける苦しさを思い出してしまいます… 毎晩ベッドの中で、明日が来ないで欲しいと願って泣いていた過去がよみがえります。 あの頃の自分を見ているようで辛い反面、その時期を乗り越えてよく社会人にまでなれたな、と励みにもなります。
1/25に単話購入して欲しいと書いた者です。 本日3/10に見たら単話購入できるようになっていて、全て購入して読みました。ありがとうございます。 これは実話なのかな?最後あたりが意外で衝撃を受けました。面白かったです