内容紹介
“家族のかたち”を守るため、あの日わたしは自分を殺した。親との関係に悩むすべての人へ。――失われた感情を取り戻す、ヤングケアラーの実録コミック!統合失調症の母、家庭に無関心な父、特別扱いされる弟、 認知症の祖父――ゆいは幼稚園のころから、買い物・料理・ そうじ・洗濯など家族の世話を一手に担っている。母親の暴力に耐えながら「子どもらしさ」を押し殺して生きるのに精一杯だった彼女の子ども時代と、成人してからの「ヤングケアラー」としての自覚。 仕事、結婚、子育てを通じて、悩みにぶつかりながらも失われていた感情を取り戻すまでの再生の物語です。『精神科ナースになったわけ』『まんが やってみたくなるオープンダイアローグ』( 共著:斎藤環)ほか医療系コミックで累計25万部の著者が、2年以上の当事者取材から描きおろす最新作です。「ヤングケアラー」について理解を深めるコラムや、ヤングケアラー支援団体の紹介ページも収録。(※10代の当事者も読めるよう、総ルビとなっています)
レビュー15
5/52024/12/01 ぼらち
最後のシーンは思わず涙が出ました。 購入して損はないと思います。
5/52023/05/19 Miya
最近ヤングケアラーという言葉を知りました。私が同じ事をしなくても済んだのは、父の配慮だったと思います。共感する点はあるけど、家事も何もしなくて済んだ。母の面倒と私の育児を全部負担した父に救われたんだと思います。子供は子供であるべきだと思います。