内容紹介
2011年3月11日、岩手県釜石市。東日本大震災後、津波によって亡くなった人々の身元を歯型から判明させようと、遺体安置所で働き続けた歯科助手・大谷貴子。震災から2年。岩手県のとあるホテルのラウンジで彼女は震災当時のことを語り始めた。「あの時の光景は、今でも忘れられません……」
レビュー4
3/52023/11/27 しーぴち
町への思い入れやそれらが壊されていく様を描写しようと思っての回想だとは思う。 しかし子どもに接近禁止にされている点が手でもあげていないと納得できない処遇だし、元になった本があるから実在する方なのだろうけどそのあたりの不安な描写でモヤモヤした。何をしたんだよ… 初恋だの今の恋人だの、いちいち一人一人の男の話は要らないかも。思い出すこと男ばっかり? でも立派な仕事と、悲惨な現場が伝わる本でもある
2/52018/12/03 モチのロン
もっと震災直後の描写がほしかった。 主人公の生い立ちとか正直いらないと思った。 肝心なところがあんまり描かれていないです。 どれだけ被災した方が大変だったのか、ご遺体の扱いがどのようにされていたのかといったところをもっと踏み込んで描いてもらいたかった。