内容紹介
女子刑務所内の、一般人が通う美容室にて 女子刑務所の中に、“受刑者が一般客の髪を切る”美容室がある。美容師は、重い罪を犯した者。だけどそこには、いつも青空があった―― 服役中に美容師となった小松原葉留は、女子刑務所内の美容室で、一般客の髪を切っている。天井から壁まで青空が描かれた その美容室を訪れる者は、小松原がもたらす静かな時間に いつしか心を洗い流され…… 小松原はなぜ、美容師として鏡の前に立つのか。客たちはなぜ、そこで髪を切るのか。『アルティストは花を踏まない』の新鋭が贈る、ひとりの受刑者と、社会を生きる女たちの あたたかな再生の物語。空はどこまでも、青く、深く。誰の上にも、きっと―― 描き下ろし美麗カラーイラストも収録!
レビュー6
5/52024/01/16 塚本龍馬
短編の漫画を探して見つけました。 短い中にも絵も心も丁寧に描かれていて、感涙する場面も何度もありました。 受刑者の美容師さんに関わる周囲の方目線で語られています。 本人の後悔・反省が本人の口からではなく、周囲の方の言葉や体験から伝わる感覚が読んでいて心地よかったです。 確かに犯罪はいけないことですが、反省し更生した方々が、人生をやり直せる社会へ、自分のできることを考えてみたいと思います。
5/52022/10/22 るりら
心温かく、うるっときます。 おすすめの漫画です。